iDeCoの金融機関の選び方と,申し込みの流れ

190824iDeCoの金融機関の選び方と,申し込みの流れiDeCo

本記事では,iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)口座を開設する金融機関の選び方と申し込みの流れを解説します。iDeCoを運用する金融機関の選択にはいくつか気をつけたい点があるので,慎重に選びましょう。

特にこだわりがなければ,口座管理料・運用商品の両方が低コストなネット証券がおすすめです。

◆iDeCoそのものの仕組みやメリット・デメリットをまずは知りたい方はこちら。

iDeCoのメリットとデメリット――どんな人に有利なのか?
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iDeCoの金融機関を選ぶときの3ポイント

iDeCoを始めるときはiDeCoを取り扱う金融機関(証券会社,銀行)から1つを選び,その金融機関にiDeCo口座を開設する必要があります。

iDeCo口座は複数の金融機関に開設することはできません。途中で変更することはできますが,移管手数料がかかってしまうので,なるべく変更したくはありません。そこで,「どの金融機関で口座を開設するか」最初の選択は重要です。

どの金融機関も勧誘を行っていますので,複数を比較検討してからの申し込みをおすすめします。

なまずん
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なお,取扱金融機関はNPO法人確定拠出年金教育協会のiDeCoナビに一覧になっています。客観的な情報がまとまっていますので,基本はここから選びましょう。

◆金融機関を選ぶポイント
1)口座管理料が安い
2)運用商品が充実している(運用したい商品がある)
3)受取時に年金と一時金を選択・併用可能

口座管理料が安い

長期投資を行う上で最も重要なのはコストを減らすことです。

iDeCo開始に当たって考慮すべき代表的な手数料は以下の2つです(他に移管時の手数料や受取時の手数料がありますが,どの金融機関でもほぼ同じであるため,割愛します)。

  • 加入時にかかる手数料(2777円~,かかるのは1回きり)
  • 運用期間中の手数料(積立あり:167円~/月,積立なし:64円/月~)

より重視すべきは「運用期間中の手数料」です。加入時にかかる手数料のほうが額面は大きいですが,運用期間中の手数料は長期間継続して支払うものです。

積立ありの場合,手数料は167円~617円と450円の差があります。

なまずん
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毎月450円の差を,たとえば30年間続けた場合はいくらになるでしょう?

その差は16万2000円にも上ります。口座管理料が高いからといって,サービスが異なるわけではありません。ですので,運用期間中の手数料が安い金融機関から選びましょう。

私は2017年4月時点で最も安い楽天証券を選びました(最終更新:2019年8月時点でも最安です)。それでも,拠出上限額が1万2000円なので拠出額の1%以上を取られているのは痛いものです。

所得控除や運用益の非課税など,複数のメリットがデメリットを上回るとみて,私はiDeCoを活用する判断をしています。

運用商品が充実している(運用したい商品がある)

運用期間中の手数料が安い金融機関に絞り込んだら,次は運用商品の内容に視点を移しましょう。運用は定期預金(元本保証)と投資信託(国内外の株式,債券,リート,金などのコモディティなど)等から選びます。

ここでも,「低コスト」を判断基準にすべきです。商品数は35種類までと上限があるため,そう簡単に購入商品を変更できません。一般的には証券会社のほうが銀行よりも低コストなファンドを揃えている印象です。

三菱UFJ国際投信の低コストファンドシリーズ「eMAXIS Slim」を購入できるSBI証券マネックス証券などが人気です。

なまずん
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私は楽天証券iDeCoで「楽天・全米株式インデックスファンド」を積立購入しています。

◆SBI証券と楽天証券の商品を比較した記事です。

SBI証券のiDeCo新「セレクトプラン」,現行プラン,楽天証券を比較
ネット証券最大手のSBI証券が,iDeCoのプランを大きく改定します。 SBI証券が9月27日にiDeCoの新プラン「セレクトプラン」を発表し,ラインアップ予定の商品が公開さ...

受取時に年金と一時金を選択・併用可能

iDeCoで積み立て,運用した資産は60歳以降に引き出し可能となります。その際,以下の3つから受け取り方を選ぶことができます。

  • 一時金として受け取る
  • 年金として受け取る
  • 一部を一時金として受け取り,残りを年金として受け取る

全てに対応した金融機関もあれば,そうでないところもあります。受取時は税金がかかりますので,支払う税金を最小化したい場合,なるべく多くの選択肢があったほうがよいです。できれば併用可能な金融機関を選びましょう。

なまずん
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ただし,受け取り可能年齢になるまでに金融機関の対応が変わる可能性があるので,この点はあまり重視しなくてもよいでしょう。

楽天証券はすべての受け取り方に対応しています。SBI証券は最終更新(2019年8月)時点では,一時金と年金の併用はできない仕組みです。

大手ネット証券から選択するのが無難

どの金融機関も顧客の囲い込みにiDeCoの勧誘をしていますが,金融機関によって運用にかかるコストは異なります。

私がオススメしたいのは,低コスト投信が充実していて,管理手数料が最低水準の大手ネット証券(SBI証券楽天証券マネックス証券など)から選択することです。

口座開設はネットからかんたんに資料請求できます。

申込から商品購入まで,およそ3か月

提出資料

ウェブからの申込後,数日で資料が郵送されてきます。

  • 「個人型年金加入申出書」(1号~3号被保険者用がありますので,該当するものを使用)
  • 「2号加入者に関わる事業主の証明書」(公務員や企業年金に加入している会社員の場合)
  • 「個人別管理資産移換依頼書」(企業型確定拠出年金からの移換も行う場合)

サンプルはiDeCo公式サイトから確認できます。同封されている封筒で返送します。

この他,金融機関によって申込必要書類が若干異なる場合もあります。私が口座開設を検討した2017年4月の情報ですが,みずほ銀行はどの商品にどう配分するかを決める書類(「確定拠出年金配分指定書」)が入っていましたが,SBI証券の場合は掛金の配分はウェブで後日決定する流れでした。

「個人払込」がおすすめ

申込時は指定された情報を書き込んでいくことがほとんどですが,一つ注意したい点があります。それは,掛金の拠出方法です。

給与天引きと個人払込(銀行口座からの振替)を選択できますが,おすすめは個人払込です。

その理由は次の4つ。

  • 事業所によっては,毎月拠出にしか対応しない(拠出月は2018年から自由に指定できるようになりました)
  • 掛金額変更手続きが楽(事業所を通す必要がない)
  • 転職時の手続きが楽
  • 個人払込でも自分で指定する銀行口座から自動引落されるので特に不便はない
なまずん
なまずん

ただし,個人払込の場合,口座残高が不足していると拠出ができません。追納もできないので要注意です。

資料請求から商品購入まで,約3か月かかる

節税と老後資産形成が一度にできることが魅力のiDeCoですが,商品購入までの手続きには結構時間がかかります。口座開設申込から商品購入するまで,およそ2~3か月を見込んでおくのがよいでしょう。

運用商品は信託報酬の低い株式,債券,リートなどのインデックスファンドをおすすめしますが,あらためてまとめたいと思います。

◆iDeCoの口座開設の際には掛金拠出方法も検討したいです。毎月拠出→年払いの変更で,年間1000円以上も手数料を減らすことができます。その方法はこちら。

iDeCoの掛金拠出を年単位にまとめる理由
(2018/10/15追記) iDeCoは2018年10月の制度変更に伴い,年1回の拠出でも確定申告は不要となりました。 ※参考:【重要】平成30 年分iDeCo「小規模企業共...

更新履歴:
2019/08/24 最新情報に更新

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